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My room is your discothèque.

どうやらディスコの語源は、フランスの方言で、”レコード置き場”という意味らしいのだ。



既に知っていて、聴きたいから聴くはずなのに、針を落とす本人ですら忘れていたような音を、レコードは鳴らす。
なんで、レコードまで、時計と同じ方向に廻るんだろう。
レコードをかければ、時間なんて勝手に逆回転しだすからだろうか。



THE BEGINNING/The Black Eyed Peas
THE BEGINNING
『BEPの新譜が出る!!』…もはや、私のテンションを自動的に上げるフレーズのひとつになりつつある。
所謂、『ゴハンできたよーーー!!』のノリ。条件反射ってやつね。
買うつもりなんてなかったけど、ちゃっかり手に入れちゃったしね。参ったよ。

だってさぁ、前作"THE E.N.D"かーらーのぉー、今作"THE BEGINNING"だからね??
何その思わせぶりなネーミングは!!なんか卑怯じゃない?!どんな仕掛けが待ってんの??!
…と、息巻いて再生したものの。

正直、ピンとこなかった。

何がピンとこなかったかって、小細工とか、仕掛けとか、そんなもん全く見つからなかったよ、ってこと。
E.N.Dの墓標の上に生まれたBEGINNINGという風には、感じなかったんだ。
ただ、今ここに居る蝶の羽ばたきが、どこかで嵐に変わるように、互いの存在の必然性の両端はしっかりと手を握っている。気がする。



星は、生まれるときにも、死ぬときにも、大きな爆発を起こすんだ。



このアルバムを聴いて、私が一番感じることと言えば、「ウィルとファーギー、仲良く遊びすぎだろ」くらいのもんだもんなぁ。
私の印象としては、初めてBEPを聴いた"MONKEY BUSINESS"の時よりもぐっと、その2人が浮き立っている(というか、タブーとアップルの色が薄れた??)感じがする。
4人のバランスが絶妙だった頃が懐かしくも感じられるが、別に、だから駄目だとかそんな後ろ向きな感覚はゼロだ。
今はウィルが、圧倒的に、『やりたいこと』と、その具体的なプランを抱えていて、同じ勢いとテンションを以てガンガンそれに応えられるのがファーギーなんだろうな、って感じ。
あー。とにかくウィルの声がすきー。

今作は"THE E.N.D"よりも、ずっと柔らかく出来てるなぁーと思う。
前作よりも(もちろん悪い意味ではなく)一曲一曲が軽いし、独特なあったかさを感じる。
家族や親族以外の人にもらった衣料品、みたいな(←どんなだw)。
それが"THE E.N.D"とは真逆に近い印象なんだよな。
前作は、苦労して自分で削りあげた無機物の彫刻、みたいな圧倒と興奮があったから。

もしかしたら、前作と今作の作品の多くが、同時多発的に生まれたものなんじゃないかと思う。
時系列の流れに従う物語ではなくて、ただ単に、ひとつの物事の、ふたつの側面を描いたもののように感じる。
あー、なんて言えばちゃんと伝わるのかな。

つまり、レコードを逆回転したら聴こえてくる音楽。

もしもあの"THE E.N.D"をまるごとそのまま逆回転させられたら、この"THE BEGINNING"が聴こえてきそうなんだ。
逆もまた然り。
とにかく良いアルバムだ。楽しいよ。

『Love You Long Time』すごかった。まさかこんなものが聴けるとは。個人的には、今作ではこれが文句なしのスマッシュヒットです。やっぱり良質なダンスミュージックは、短時間に異様なほど繰り返し聴きまくっても全く疲れない。まぁ、聴いてるだけで全く踊ってないからだろうけど。

『Fashion Beats』もかなりすきだな。私ああいう歌ほんとにすきだ。パーティー始まります!みたいな。
パーティーピーポーて一体なんなんだろう。訳詞にはたしか「パーティーの連中」みたいに書いてあったけど。
なりたいよね。パーティーピーポー。何をクリアすればそう呼ばれるようになるんだろう。

あとは『The Situation』のファーギーが楽しい。
だって、ガガやケシャやケイティの台頭を受けて、「私も負けてらんないわ!」と思ったに違いないと思うような歌い方なんだもんw妄想だけどw「私だってこんなんできますけど!」みたいなw
いやはや、さすがです。





私は、マイケルの訃報を知ってから、その後各種の報道で初めてマイケルとウィルの交遊の深さを知った。

追悼式もネット中継で追いかけたけど、イマイチ、人が死んだという実感が湧かず(第一晩年のマイケルがいろんな意味であんまり”人”っぽくなかったし…)、なんか変な感じだった。
スティービーが歌ったり、ライオネルが懐かしがったり、ダイアナが泣いたり、ジャネットが語ったり…それでも現実味を帯びることができずにいた。映像を見たり、音声を通して触れても…。

でも何週間か経った後、偶然モノレールの駅で抜き取ったフリーペーパーの記事に小さく、ウィルのマイケルに対する追悼コメントを見つけた。

『マイケルはとっても大きな太陽だったから、明日地球が止まってしまっても俺は驚かないよ』

…と、私の記憶が正しければ、大体こんな感じの内容だったと思うけど。
それだけで、北方から平和通りまでは泣いた。
とっても上手い言い方だと思ったんだよね。私もそう思う、ってわけじゃないけど。だって私は明日地球が止まったら、心臓止まるくらい驚くよ。
でも、それくらい、丁度良く大袈裟に、誰かに言ってほしかったんだよね。

それ以来、マイケルの声よりウィルの声聴いたときのほうがマイケルを思い出して変な気分になる。



このアルバムとは全く関係無い話になっちゃったけど。

このレコード置き場、まあまあの品揃えだよ。
一枚選んで鳴らしてみな。
未来に過去が始まる瞬間が見れる。

腕時計は預かっておくよ。ここでは何の役にも立たないから。
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ま★

Author:ま★
こんにちは。
ようこそおいでくださいました。

頭の中はとても愉快なやつです。
見た目はとっても冴えないですが。

更新は気まぐれになりそうですが、できるだけ頑張ります。

パーティーの招待状には、終わりの時間を書かないそうです。

しかしこのパーティーの本当に怖いのは、そもそも終わりの時間は永久に訪れそうにないこと。

ごゆっくり。

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