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Can you possess me?

立てた覚えの無い、”10代について”の墓標。

THE PAINS OF BEING PURE AT HEART/The pains of being pure at heart
the pains of being pure at heart
振り返った景色の中になんか、居て欲しくない。



小さな窓の傍に置いてある、小さな椅子に座って外を眺めている。

ただでさえ霞がかった春の陽気を曇硝子越しに見ているような、もどかしさが髪を撫でる音がする。
その音に、男女の浮き沈みする甘い歌声がのっかって、光景に更なる奥行きを感じさせるんだ。

聴けばすぐにこのバンドがMy Bloody Valentineをフェイバリットに挙げているというのにも納得いく(私LOVELESSしか聴いたことないけど…)。
けれど、もうしばらく聴いていると、まぁ、当たり前ですが、全然違うな、と。

teenagerなんて危うげな言葉が執拗に出てくる歌詞に、この、胸をくすぐり続けるような音。
リズムはゆったり緩やかでも、もっと早足だし、もっともがいてる。
過ぎ去って振り返れば、いつの間にかそこに立っていた”10代について”の墓標を、必死で掘り起こすように。

なんでも本国アメリカ(しかもこのバンドも近年かなり勢いを増す街、ブルックリン出身!)での人気も上々らしく、07年結成・09年デヴューにも関わらず、先行シングルの"everything with you"は発売直後に即完売したとかなんとか…しかし正直何枚刷ってのその結果なのか解らんし、第一、そんな宣伝文句みたいなデータの裏打ちなんかなくても凄く良い曲なんだよ。

対訳を読みながら聴いてたんだけど、彼等の歌は、その多くがとても言葉数が少なく、シンプルだ。
"everything with you"にしてもそう。
それだけに、対訳はそれだけでは理解が難しい文章になっていたので、聴きながら自身で訳し直したりした。
印象的に繰り返される『Are you with me?』が、柔らかな手の感触を、手探りで求めるような感じがする。
そばにいるよね?一緒だよね?って。
Strange teenager, waiting for death at 19…鋭くて脆い自意識に、気を抜けばすぐ呑まれてしまいそうな10代のこころ。
きっと散々憎しみあい、傷つけあうことで、やっと認めることができたんだろう。
「君」さえいれば、他には必要なものなんてないと言い切ってしまえる程強い、思い込み。
そして君と重なれる、眩しい奇跡のような時間。それは星が砕け散るくらいの一瞬なんだ。
それでもその時間、君と―――それだけが、僕が全てを手にする方法。

未だ若いこころが言わせることなんて全部、昨日の夜に書いた手紙を読み返したときに初めて見つけるような恥ずかしいことだらけだ。

Now your someone, says you're no one―君の”特別な誰か”が、「君なんか、”何者”でも無い」と言う
you'll never know death at 19―19になったら死ぬだなんて、決まってるわけがないだろう?

優しく諭すようにこんな言葉を挟み込みながらも、若いこころのその力を、決して否定してはいない。
それでも欲しがるその若いこころを、彼等自身、今もその身に宿しているからだ。



"everything with you"の他にも、お気に入りはもう既に何曲かできたけれど、一曲もの凄いのがあった。
でも、ずばり、内緒にしておこう。

もともと、アルバムのタイトルでもあるこの長ったらしいバンド名が気に入ったんだ。
『こころでは無垢であることの痛み』とでも言えばいいんだろうか、これは説明しづらいけど、自分にとってはとても説得力のある言葉だ。

コントロール不可能なこころ、それと乖離し、矛盾する言動。

共感よりももっと強い何かが欲しい。
それがどうしても我慢できなくなりそうな夜に。

自分が溺れることがエゴなのに。自分以外の誰かまで巻き込もうとする、強烈なエゴ。

僕の目で見て、口で話して、手で触って。
そう、この身体ごと。君が僕に。

とり憑けるかい?





とりあえず、今私が書いていることを、私が変な気を起こして明日の朝なんかに読み返したりしませんように。
間違っても、絶対に、そんなこと起きませんように。
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ま★

Author:ま★
こんにちは。
ようこそおいでくださいました。

頭の中はとても愉快なやつです。
見た目はとっても冴えないですが。

更新は気まぐれになりそうですが、できるだけ頑張ります。

パーティーの招待状には、終わりの時間を書かないそうです。

しかしこのパーティーの本当に怖いのは、そもそも終わりの時間は永久に訪れそうにないこと。

ごゆっくり。

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