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表紙の色遣いが”メルモちゃん”チック。

あーかいキャンディ、あーおいキャンディ、知っ てる かい♪



こんなにも一息に読めたのは、その前に読んだのが”さくら”であったお蔭とも言える。それについては、また、いつか…。気が向いたらなぁ。

恋文の技術/森見登美彦
恋文の技術
恋文の恋文による恋文のための、いわばこれは、解体新書。
―――勿論、そんなもんはこの世には無い。



この題名を見て「これはもしかして、画期的なハウツー本なのでは!!」と、うっかりしてしまう人も居るかもしれないので、決してそうでないことを先にことわっておこう。
作者見れば解るでしょ。
そうだよ。森見さんだよ、斬りっ!!………残念っ!!(いろいろと)。

これは、不毛この上ない大学院生活を、何故か在籍する京都の大学から遠く離れた能登半島の実験所で、ひとり、人恋しさに半狂乱になりながら送る主人公・守田一郎と彼の周りの魅力溢れる人々との書簡体の小説だ。
しかも往復書簡の形体でなく、本に書かれているのは、守田からそれぞれに宛てられた書簡のみ。
しかしこれがまた、それぞれの返信が手に取るように解るの。
その上本文中に森見登美彦そのひと自身もガンガンと登場するという自由っぷり。しかもそのひとがモテモテ。執筆する著作は乙女に絶大なる支持を受け、ファンレターも殺到。…もう、フザケンナ状態だ。
笑える。笑えすぎて、ふと、これ本人が書いてるんだと思い出してちょっと笑えない。

でも、こうでなくちゃ。

森見さんの他作品とのリンク(パンツ番長、詭弁論部、金曜倶楽部、猫ラーメンetc………)も至る所に散りばめられていて、それでいてそっちが気になりすぎて手がつかない!!ってほどの書き方でもないので、森見作品が初めてのひとにはその世界観の入り口に、すっかりハマってるクチにはさらに奥深い迷宮に、もってこいな一冊です。
書簡体なので文章も短く区切られており、なかなか読み易いと思う反面、同時多発的パラレルワールド手法(←どんなだ)で書かれているので、それに慣れるのに少し時間がかかるかも…
まぁ、いずれにせよ、よければ是非読んでほしいんですけどね。

文通武者修行という名目で、劇的に暇で、寂しいのを悟られまいと(どこからどう見てもバレバレだけれど…)無益なやりとりにこれでもかと労力を注ぎまくる守田。
なによりも「アレ」に目がない友人、高等遊民になりそびれた阿呆小説家、絶対服従恐怖の女王(研究室の先輩)、家庭教師のバイトをやっていたときの小学生の教え子、生き方が宇宙規模で度々無駄に本質を突く妹…
書いて書いて書きまくるのに、肝心の意中の人へは出せない手紙がずんずん積もっていくばかり。
そんなこんなで最終的に守田が見つけた結論とは??
その結論があまりに良かったので(そして今猛烈に眠いので)、その一文を大胆に引用させていただく。





『…ただなんとなく、相手とつながりたがっている言葉だけが、ポツンと空に浮かんでいる。この世で一番美しい手紙というのは、そういうものではなかろうかと考えたのです。…』





伝えたい言葉なんか、正確に伝えられるはずもなく。
宙に浮いてるくらいで丁度良いんだ。
いつかの瞬間に書き留めた永遠の余白。あれこそが真実だと、もう知っているのに。

…しかし、結局は手紙というものは読み返せば赤面するほどバカバカしくなってしまうものです。
ソレが良いのだ!!

これを期に、また今まで読んだ森見作品を読み直してみたくなったし(そんなことできる性格ではないけど)、更に他のもどんどん読んでいきたいなーと思った。うん、これは素直だ。



明日からは待ちに待ったホーキング本!できれば明日のうちに読んでやる!
ここのとこ連日このブログを書けているので(言っても2回だけどw)今週は毎日更新してやる!…と思ったけど、今日は眠気に負けてだいぶ雑な感想になってしまった…反省………なんてする暇あったら寝る。みんなおやすー。



追伸

守田よ、「アレ」を何回書くつもりだ。
友人・小松崎くんからの手紙には、一度で「ソレ」が108回も登場したものがあるみたいだけど、それをオトナの余裕で注意しておきながら、自分もおいそれと連発。情けないと思わないのかっ!!

「アレ」の正体に興味があるならば、読んでくだされば解るはず。
「コレはいかんだろ…」と思わず笑ってしまうこと請け合いですよ!!
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Author:ま★
こんにちは。
ようこそおいでくださいました。

頭の中はとても愉快なやつです。
見た目はとっても冴えないですが。

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パーティーの招待状には、終わりの時間を書かないそうです。

しかしこのパーティーの本当に怖いのは、そもそも終わりの時間は永久に訪れそうにないこと。

ごゆっくり。

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