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そう急ぐこともないじゃない。夢からは、歩いて帰ろう。

本を読むときに感じていたギスギスが、最近かなり減ってる。
自分が本を読むことが大分しっくりくるようになったんだ。
相変わらず、スローイン ファストアウトな読書ライフだけど、そこらへんは是非ともほっといてほしい。
大体自分のことも憶えてらんないのに、他人の物語など詳細に記憶できるわけがないじゃない!!

…でもね、覗き見るって、楽しいのですよ。

パパやママが読み聞かせてくれなかったご本には、眠りたくなくなるほど面白いことが…
書いてあるのかも、しれない。
とりあえず読んでみようよ。

今読んでいる、さくら/西加奈子も、もう少し読めば”クライマックス”の佳境に突入すると思う。
けれども、複雑な気分だな…書き方が書き方だけに、主人公に良からぬことが起こると解りきっているんだもの。
とりあえず、読んでみるけどさ…。



BIG ECHO/The Morning Benders
BIG ECHO
…あれ??"Excuses"しか聴いてない!!

お得意の睡眠戦法(寝てる間もずっと一曲リピートして流してたってだけ)で、早くもマイiTunesで再生回数第6位に上り詰めてます。

本当に、「"Excuses"しか聴いてない!!」と平気な顔して豪語できるくらい、この曲は凄い。
snoozerの年間ベストディスク50の特集で一位に挙げられていた一枚(←すぐこういうのに躍らされるんだから…)なので、気になって仕方が無かったんだけど、先日久々にCDショップに行く機会があって、視聴機に入れられていたのでもう、つい…。
何度やっても慣れないヘッドホン(あの左右のスピーカー部分を繋ぐアーチが、あごの方にくるやつ!)をつけて再生ボタンを押すと、その後はいつも所在なげになってしまうはずの両手が、歌詞が一行唄いあげられる間に、左手は深くヘッドホンを押さえ込み、右手は棚に並んでいたCDをひっ掴んでいた。

私は買い物をするとき、「どうしようか?」なんて考える人間ではない。断じてない。
そう、例えその資金源が…何であっても、だ。



まず最初に、レコードに針を落とした瞬間のように、ザラザラしてるのに湿ったようなノイズが聴こえる。
そして続くのは、寄せては返す波に似た、ゆったりとした音。
それを抱き寄せるように優しく歌うボーカルと、やがて少しずつ手を取り合うように、時空にも空間にも美しい広がりを添えるコーラスの声。
多分、こういうのを名曲って言うんだ。間違いない。



なんだか私は興奮しているみたいだ。とても静かに。
2度目を聴けば、音と共に身体を揺らして、口ずさみたくなるはずだ。
ラーなのかダーなのかウーなのかオーなのか、どっちつかずの唇から、喜びが溢れるように。

例えば長いパーティーの後、楽しかった一日が終わる、シーツの中で。
口ずさめば、満たされた気持ちが優しく瞼を撫でるように覆い、早くも襲ってくる猛烈な懐かしさがその端からあたたかい雫を頬へと逃がす。
枕に半分埋もれた頭がようやく夢の中へ歩き出せば、夜が初めて目を覚ますんだ。
私はお陽様が眠る夢の中で、未だ歌い続けている。

ついでに私は、浮遊している。

手足を思い切り伸ばし、かと思えば目一杯縮こまり、指を拡げたり、硬く握ったりしながら、意識とは関係なく身体は無重力空間の中でゆっくりと宙返りを続ける。

ラーなのかダーなのかウーなのかオーなのか、結局は解らないまま、起きている間に決して触れられなかったものに触る。

それは、罫線や液晶に、数字や記号では書き起こせなかったもの、全て。

何度もそれをたぐり寄せてはその感触を確かめ、そして何度も自ら手を放す。
何故そんなことをするのか、夢の中の私は、とても説明ができない。
全てのものがぐるぐると、私を囲んで廻り続ける。
ひとつひとつにお辞儀をして、手を取り合って踊って、別れる。舞踏会のような。
全てのものが、天地無用で、ふわふわぐるぐる。
その間ずっと、この曲が流れているんだ。

楽しく踊りながら、ふと、私のだいすきな夜が、この素敵な集いに参加できないことを、私は唯一残念に思う。
でもすぐに、「だから夜には、星座の物語をあげたんだったな」、と思い出して安心する。

それからやっと目を閉じたと思えば、朝を告げるアラームが部屋に響いている。
舞踏会の会場は、暗い毛布の足下の方へぐんぐんずいずいと引っ張られていって、やがて全く儚く消えてしまう。
ラーなのかダーなのかウーなのかオーなのか、やっぱり解らなかったな、と思いながら私は頭を掻くのだ。
そしてまた夜を待つ。
…そんな曲だ。
何回夜が来てもきっとそんな曲だ。



できるだけ皆に聴いてほしかったから、動画なんぞも載せてみる(初の試み!)。
CDの音源とは違ったバージョンで、こっちもすごく良いので。

たまにはあなたも赦されてみたらどうや、って、私は思う。
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ま★

Author:ま★
こんにちは。
ようこそおいでくださいました。

頭の中はとても愉快なやつです。
見た目はとっても冴えないですが。

更新は気まぐれになりそうですが、できるだけ頑張ります。

パーティーの招待状には、終わりの時間を書かないそうです。

しかしこのパーティーの本当に怖いのは、そもそも終わりの時間は永久に訪れそうにないこと。

ごゆっくり。

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