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化けちゃいたいほど。

サッカー日本代表、見事アジア杯優勝!!
長友はインテルにレンタルで移籍(なんか韻踏んデル??w)!!ホークスもキャンプイン!!
世界は今日も順調に蠢いている(←日本のプロスポーツ界のニュースにしか触れてないけど…)

いいぞ、諸君。存分にやりたまえ。

…なんて言い方したくなるのは、彼の本を読んだからです。
もりひーも良いけど、もりみーはやっぱり私のエンターテイナーです。

有頂天家族/森見登美彦
有頂天家族
「かわゆきものたちを我々は喰うんだ。」から、「喰うことは愛だ。しかし、喰うに喰えないのも愛なのだ!」まで、愛に溢れているのだ。

”夜は短し…”でハッとして。
”竹林と美女”でグッときて。
”有頂天家族”でパーーーッと目覚めたよ。

森見登美彦ここに在り!!な前代未聞の化物語(…って本、あるよね。アレとは違うけど。)!!
主人公は狸。それに天狗、半天狗、人間…はたまたカエルもどきまで!!と、乱れに乱れる相関図。
それだけぞろぞろ出てくるのに、森見さんの小説は、人物(人じゃなかったりもする)を嗅ぎ分けるのに苦労しない。
一人一人とのコンニチハとサヨウナラが丁寧に描かれていて、強く印象づけられるからだ。
私はもの凄く記憶力が弱いので、すぐに「これ誰だっけ??」とフリダシに戻る状態になることが読書中はしばしばあるのだが、森見さんの本にはそれがない。
ただ、読みの解らない漢字が多くて(←情けない…)かなり雑に読んでいると思うけど。

森見作品はほとんどが京都を舞台に展開される。
滅多なことではこの九州アイランドから出ていけない私にとって、広島よりあっちは全部夢の国扱いだ。
広島には伯父が住んでいるからギリセーフね。

私、さっき、何気なく「舞台」って言ったけど、これは、本当の意味で「舞台」なんだ。
森見作品は、つまり、小説全体が、主人公とそのとりまきが打つ大芝居なんだ。
終盤で一気に大団円へと畳み掛けるやり方には圧倒される。
…というか、この作品は序盤あたりで一度挫折していただけに、最後を一気に読み上げるなんて自分でもそんなことするとは思ってもみなかった。



偉大なる父の血を、その誉れある遺伝子の特色を、均等にではなく何の因果かバラバラに受け継いでしまった愛すべき阿呆狸の下鴨四兄弟。
長男はただただ責任”感”においてのみ優秀、次男はどこまでも暢気、四男はただひたすらに純真で、この小説の語り手となる三男下鴨矢三郎は底抜けの阿呆だ。
その矢三郎が京都の街をコソコソと、時に大胆に駆けずりまわり活躍(迷走??)する様は本当に痛快。
最初の一文字から最後の「。」に至るまで完全に貫かれる”オモシロ主義”は「素敵」の一言に尽きるよ。

森見さんが描く狸はもちろん化ける。化かす。
それも、人や動物に限らない。物にも化けるかと思えば、乗り物に化ける、建物に化ける、街に化ける、ついには山にまで化けるのだ!!
私にはそれが、たまらなく、イイ。



私は京都のことを欠片も知らないが(私の脳内イメージでは、千枚漬け、千枚漬け、千枚漬け、生八つ橋、千枚漬け、よーじや、千枚漬け…みたいな有様だ)、森見さんの京都は知ってる。
通りごとに全く違う匂いのするような、ワクワクでゴタゴタな街だ。
しかも、それが丸ごと、狸かもしれないなんて!!!!!



街に化けたい。
人々が夜な夜なオモシロき遊びに興じるような場所が山ほどある街。
ちょっぴり恐いけれども、暗くなっても一人で歩くに適した街に。

どうもこの世は住みづらく、意地悪だから、誰しも哀しくなることがあると思う。
そんなときに、住んでいる街が慰めになったらどんなに素敵なことか。私はどうしても考えてしまうんだ。
でもそう簡単に、街なんて自分のイイように動かせるものじゃないし…
だから私が、街に化けたい。
私が知ってるオモシロい街に、皆を招待したい。
そこはね、めくるめく珍妙なアルコールと美味しいものが無尽蔵にあり(しかも食べても太らない!)、どんな背格好をしていても受け入れられ(ある程度までならね)、待ち合わせた相手などなくても出掛けたくなるような街なんだ。
それが私の街だったら…

私は私の街を舞台に、楽しいことばかりをして暮らしたい。

そうはいかないと解っちゃいるけど、「言わせねぇーよ」の勢いだ。我が家ならぬ我が街は。

あなたはこんなにスケールの大きな”変身”について、妄想したことある??
朝目が覚めたら、虫どころじゃなく街になってんの。

その経験があるのなら取り敢えず、ないのなら尚更に、森見さんの京都で一度遊んでみればいいと思うよ!!

街に生きる老若男女な魑魅魍魎よ、引き続き、存分にやりたまえ。
だって、オモシロきことは良きことなのだから!!!



この作品は”狸三部作”になる予定で、只今二部も誌面にて連載中らしい。二部も読みますよ!
赤玉先生の破綻寸前(いや、破綻済み??)の親子関係、謎多き女・弁天の過去、類い稀なるツンデレ狸・海星の胸の内…まだまだ気になること盛りだくさん!!
早くまた会えることを楽しみに待っておこう。

ハッとして
グッときて
パッと目覚める恋だから

つまりそれは、

フッとした瞬間の君は天使さ☆

ってこと。
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ま★

Author:ま★
こんにちは。
ようこそおいでくださいました。

頭の中はとても愉快なやつです。
見た目はとっても冴えないですが。

更新は気まぐれになりそうですが、できるだけ頑張ります。

パーティーの招待状には、終わりの時間を書かないそうです。

しかしこのパーティーの本当に怖いのは、そもそも終わりの時間は永久に訪れそうにないこと。

ごゆっくり。

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